保護者失格。一線を越えた夜を読んでみた

保護者失格。一線を超えた夜について

保護者失格。一線を超えた夜の主人公ちづるは、8歳の時に両親を事故でなくした。そして、叔父の瀬名に引き取られ12年、すっかり可愛らしい大人に成長していた。

 

密かに瀬名を想うちづる。だが瀬名はいつまでも子供扱い。瀬名との家族関係から一線を越えたいちづるはある日、瀬名に告白する。ちづるを大切に育ててきた瀬名は、彼女を娘として見るのか、一人の女性として見るのか・・・。

 

保護者失格。一線を超えた夜を読んだ感想

叔父と姪の近親相姦にハラハラドキドキな展開を想像しがちですが、実はとても切ないお話です。繊細な心理描写が随所に描かれています。

 

ちづるの一途な想いに共感して苦しくなってしまったり、瀬名の心の葛藤にハラハラしたりと、2人の心の変化の様子がしっかり描かれているので、少しもどかしくはありますが、どんどんページをめくってしまいます。

 

禁断の愛ですが、瀬名は瀬名なりにきちんとケジメをつけちづると向き合おうとする姿は男性の読者でも共感できると思います。

 

そんな瀬名の気持ちを知ってか知らずか一途なちづるは自分の気持ちをガンガンにぶつけるのですが、それがまた可愛い。純真無垢という言葉がぴったりです。こんな彼女にせまられたら、保護者失格しても仕方がないのではないでしょうか。

 

お話の内容もさることながら、絵柄にも目を見張るものがあります。瀬名はイケメンでオトナ。

 

ちづるはマシュマロのような柔らかそうな女の子。瀬名の渋さ、大人の男性ならではの無骨さ、またちづるのぬいぐるみのような子犬のような可愛らしさはもちろん、瀬名に身を委ねる時の魅惑的な表情。どれもこれも綺麗で1コマ1コマがまるでイラスト集でも見ているかのようです。

 

保護者失格。一線を超えた夜はオススメのTL漫画です。

 

作者について

つきのおまめさんという方が描かれています。いくつか同人誌を出したり、挿絵を描かれたり、月刊誌に読み切りを載せたりされている方のようです。これからのご活躍に期待大です。

 

ちなみに作者名の横にikakと書かれているのですが、これは作者の名前ではなくて、雑誌の「いけない恋愛」シリーズという意味だそうです。